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「また、同じ夢を見ていた」住野よる ,ページ 18-32

「また、同じ夢を見ていた」住野よる ,ページ 18-32

One Straw Revolution

April 14, 202423m 52s

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Show Notes

あれは、冷たい雨のひでした。、可愛いピンクの長靴履いて、綺麗な赤い傘さして。ひらひら黄色いカーパを着た私は、堤防のうえの小さなカエルを追いかけながら赤いでいました。緑色の小さなカエルはとても綺麗で、楽しそうに、規則正しく歩道の間を跳んでいくのでスカラ、ずっとみていることが出来ました。

線のカエルをしばらく追いかけていると、いつの間にか私も一緒にジャンプをしていました。まるで二人で何かの特訓をしているようだなと思い、私は一人で笑いました。その間もカエルは一生懸命、特訓を重ねていました。きっとこのこは恥ずかしがり部屋で、人があまりいない雨のひ暗いしか特訓が出来ないんだわ。私は健気きに頑張るカエルを応援しました。

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ところが、私の応援は聞こえなかったのか、それとも最初から特訓をしているつもりなんててなかったのか、ある時カエルはぴょんと草むらに跳んで言って、そのままいなくなってしまいました。私は別れを惜しみ、草むらの中に入っていったのですが、いくら長靴が泥だらけけになっても、カエルを見つけることはできませんでした。

とても残念な気持ちになりましたが、仕方がありません。草むらをかき分け、河川敷まで下りできてしまっていんた私は、堤防の上へと戻ることにしました。でも、もしかしたらまた出会えるかもしれないと言う運命も捨てられず、下り的た時は違う道を進みます。

彼女は、草むらの中でうずくまっていました。すぐに彼女に気がついた私は、水たまり尻尾が他の半分くらいしかありませんでした。

大変だわ。私はそれだけを思いました。どうして彼女がそうなったのか、彼女が誰なのか、そう言うことは考えませんでした。

私は傘を畳み、彼女をそっとた抱えて、おどろかさないようゆっくり堤防を登っていました。彼女の体の影らの膨らみ、静かな呼吸が伝わってきました。

(2:45)

20

私は最初、彼女を家に連れて行こうと思いました。しかし帰っても誰もいいないことに気がつき、そのアイデアはゴミになってしまいました。一人では、怪我を治すことは出来せん。

雨粒が顔に当たって冷たい。きっと彼女も寒がっていることでしょう。私は考えます。考えて、私は誰かに助けを求めることにしました。川とは反対側に堤防を下りて、近くに、あったクリーム色のアパートに走ります。少し乱暴に私が走っても、腕の中の彼女はまるで動きませんでした。

アパートの一階、端っこの部屋から順番にチャイムを押していきます。最初の部屋は、誰も出てきませんでした。次も、次も、その次も、五件目でやっと出てきた女の人は、私を見るなりすぐにドアを閉めてしまいました。私は次々に部屋を訪ねていきました。だけど、留守にしている家がほとんどで、たまにドアを開けてくれる人がいても、話を聞いてくれようとする人はいませんでした。腕の中の彼女は、震えていました。

2回までしかないアパートの最後に一軒。2階の端の部屋のチャイムを押す時、私の心臓がどんなに遠く動いてたかしれません。小さくなる呼吸のリズムには、自分の腕の中で誰かが消えてしまうかもしれないといと怖さがありました。

中からチャイムの音がして、物音が聞こえ、まずは誰かがいることに安心しました。これまでに訪ねた部屋は、電気が浮いていても誰もいないというところがいくつかあったからです。

4:48

21

足音は少しずつ玄関のドアの方に近づいてきて、鍵が開けられた音がして、ノブが回され、ついにドアが開くと同時に、私は読んで呼んでいました。

「この子を助けて!」

中から出てきた綺麗なお姉さんはびっくりした顔で数秒。その顔のまま私と腕の中の彼女を見比べました。私はお姉さんの目をじっと見ました。話をする時は人の目を見なくてはならないと、人み先生に教わっていたからです。

するとお姉さんの目は、震える彼女の上で止まった後、これまで訪ねたどの部屋の人もしてくれなかったことをしてくれました。

私の目を、ちゃんと見てくれたのです。

「ちょっと待ってて」

お姉さんは一度部屋の奥まで行って、タオルを持ってすぐに戻ってきてくれました。そして私の手から小さな命を受け取ると、タオルに包んで部屋で部屋の奥につれていきました。

「お嬢ちゃんもカッパと靴脱いで中に入れな」

とても優しい声で言われたので、私はほっとしてその場で眠ってしまいそうだったのですが(22)先にお礼を言わなくてはなりません。この優しいお姉さんの名前は何て言うんだろう、そう思っていた私の目に、ドアのすぐ横にある表札が映りました。私は、そこに黒いマジックで乱暴に書かれた文字を読みました。

「アバズレ、さん?」

とても不思議な、まるで日本人じゃないみたいな名前。もしかしたら外国の人なのかしら、そうは見えないけど。私は首をかくんとかしげました。

「ほら、怖くないから早く入っておいで」

私はお姉さんに呼ばれ、結局お礼を言う前にお風呂に押し込まれ、いつの間にかシャワーを浴びていました。お風呂場から出ると、私の濡れていた服の代わりに大人用のパジャマが用意されていて、柔らかいそれを着させてもらうことにしました。

お姉さんは、尻尾のちぎれた彼女に包帯を巻いてあげていました。邪魔をしないよう、私はじっとお姉さんの手を見ていました。

お姉さんの治療が終わって、やっとお礼を言うことが出来ました。

「本当にありがとう」

「いいんだ。お嬢ちゃんの服は洗濯機で乾燥させてるから、乾くまでいたらいい」

「うん、えっと、アバズレ、さん?」

(7:54)

23

私が名前を呼ぶと、お姉さんはキョトンしました。どうして私がお姉さんの名前を知っているのかと、びっくりしたのでしょう。

「表の表札に書いてあったわ。アブズレさん、でいいのよね?」

「私の名前?」

「ええ」

私が頷いてすぐ、アバズレさんはわっはっはと大笑いしました。それがどういう意味の笑いのか、私にはとんとわかりませんでした。でも、楽しそうなのはいいことなので、私も一緒に笑うことにしました。

「あっはは、ああーうん、それでいいよ。それが私の名前だ」

「外国の人なの」

「いいや、日本人だよ」

「へえ、珍しい名前ね」

私が感心していると、アバズレさんはまた笑ました。

「そうだ、アバズレさん。この子を助けてくれたお礼に表札の文字を書き直してあげるわ。あの字、失礼かもしれないけど、あまり上手をは言えないわね。私の字、とても綺麗なのよ」

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私はそう提案したのだけれど、アバズレさんは首を優しく横に振りました。

「んー、せっかくだけどお嬢ちゃんに書いてもらうはどのものじゃないんだ。自分で書いたわけでもないしね」

「へえ、あれは誰が書いたの?」

アバズレさんは、今度はうっすらと笑ながら、こう言いました。

「さあ、誰だったか忘れたよ」

こんなことがあって、私とアバズレさんと尻尾のちぎれたあのこは仲良くなりました。

ひとみ先生は私に友達がいないと思っている見たいだけれど、私には立派な友達がいます。

オセロをする友達も、一緒にお散歩をする友達も、

そして、本のお話をする友達もちゃんといます。

だから私は、学校に友達がいなくても、お父さんとお母さんが忙しくて全然遊んでくれなくても、寂しくなんてないのです。

おばあちゃんと出会いは、アブズレさんや尻尾のちぎれたあの子とのように大変な出会いだったわけではありません。大変じゃないと言うのは、出会った時に私が悲しそうだったり苦しそうだったりの顔をしていなかったと言うことです。

(10:37)

25

私の家の近くの丘、木々の間を登っていくと広場が現れて、そこに木で出来た大きな家があります。

ある日、この家を見つけた私は、ここらへんでは珍しい木の家がとても素敵に思えて、ずっと見ていました。しばらくて、あまりにも静かなので誰も住んでいないのかしらと、思って玄関をノックすると、笑顔の素敵なおばあちゃんが出てきてくれました。

その日から、私とおばあちゃんは友達になりました。

今日もいつもと同じように、木で出来たおっきなお家は素敵生までした。。

「おばあちゃんの作るお菓子はどうしていつもこんなに美味しいのかしら」

「生きてきた時間分、どうやって作れば美味しくなるのかを知ってる。それだけ」

おばあちゃんはなんでもないことのように、お茶を飲みながら言いました。私はおばあちゃんの作ったマドレーヌを食べながら、その美味しさの秘密を解き明かそうとします。尻尾のちぎれた彼女は、居間と原っぱに面した板張りの廊下で日向ぼっこをしています。

低いテーブルの置いてある畳の部屋でマドレーヌをもぐもぐしながら、私は今日おばあちゃんとした買った話を切り出します。

「おばあちゃんに教えてもらたた「星の王子さま」、学校の図書室にあったから読んでみたわ」

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「面白かった?」

「んー言葉は素敵だったけれど、私には難しかったわ」

「そうかい。なっちゃんはやっぱり賢いね」

「そう思ってたんだけど、まだまだね。ちょっともわからなかったんだもの」

「わからなかったことをきちんとわかっているのが大事なのよ。わかってもいないのにわかっていると思い込んでるのが、一番よくない」

「そういうものかしら」

「わからないなりに、何か心に残ったことはあった?」

「そうね、私には箱に入った大人し羊より、一緒に散歩をしてくれる猫の方が似合ってそう」

おばあちゃんは優しく笑って、廊下で眠るあのこを見ました。

「せっかくなっちゃんに褒められてるのに、幸せそうに寝ちゃって」

「いいのよ、あの子すぐに調子に乗るんだから」

彼女はちぎれた尻尾を揺らしてあくびをしました。私にもうつってはしたなく大きな口を開けてあくびをしてしまいます。あくびの拍子に思い出し、私はアブズレさんにしたのと同じ話をおばあちゃんにもしました。あの、学校での話です。

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私がきちんと一から話すと、おばあちゃんはアブズレさんと同じように大笑いました。

「そうかいそうかい。校庭も走るらされて、放課後に残されもして、そりゃあ大変だったね」

「そうでもないわ。いえ、体育は嫌だったけど、残ったのは大変でもないの。ひとみみ先生のことは好きだから」

「素敵な先生だね」

「ええ、素敵な先生。ちょっと的外れだけどね。うふ、このやりとりアバズレさんともしたわ」

「今日はオセロ勝てたのかい?」

「一回だけよ。でも、その一回もたった二枚差だったもの。いつかオセロが強くなる日が来るのかしら」

「くるさ、なっちゃんには先を見る力があるからね」ゲームにはその力が不可欠なんだよ」

おばあちゃんのいうことは嘘じゃない、そうわかったので、とても嬉しくなりました。おばあちゃんの言葉や笑顔からは、お線香とは違ういい匂いがします。他の大人達とは違う、匂い。前にそのことをおばあちゃんに言うと、おばあちゃんは笑ながら「もう大人を卒業しちゃったからかな」と言いました。

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「じゃあ、アバズレさんにも先を見る力があるのね」

「どうかな。大人は子どもに違って過去を見る生き物だから」

「でも、アバズレさんは私より強いわ」

「生きてる時間が長いからね。どうやったら勝てるのか、なっちゃんよりもよく知ってるのさ」

おばあちゃんは生きてきた時間のことをよく言います。誰かに、おばあちゃんは私がこれまでに行きた時間を7回も過ごしてるのだから、それくらいあれば私にだって美味しいマドレーヌが焼けるかもしれません。

いつ目のマドレーヌを食べ終わり、お皿に乗った二つ目に手をおばそうとしたけど、結局何も取らずに手をひっこめました。今日はヤクルトもアイスも食べてりうのに、このマドレーヌを2個も食べてしまったら、お母さんの作った夜ごはんが食べられなくなってしまいます。

マドレーヌのことを忘れるために、私は違うことに頭を使うことにしました。

「おばあちゃん、今度学校で幸せについて考える授業があるのよ」

「それは面白そうな授業だね」

「そうなの。だけれど、とても難しいわ。いくつでも言っていいのならいいんだけど、授業の時間って、限られているし、クラスには私だけじゃないから」

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「そうだね。きちんとまとめて、物事の真ん中をつく答えをしなくちゃいけない」

「ひとみ先生をびっくりさせて、皆を納得させるような答えを見つけたいわ」

私はひとみみ先生に褒めらる自分を想像し、得意になりました。つい調子に乗って、マドレーヌにてが伸びそうになりましたが、住んでのところで我慢します。おばあちゃんがそれをみて笑いました。

「おばあちゃんの幸せは、何?」

「私の幸せね。たくさんあるよ、こうして晴れた日にお茶を飲めることとか、一人で暮れらしてる寂しい私のところになっちゃんが来てくれることとか。だけど、一つの答えを深すっていうのは、難しいわね。考えておくよ」

「うん、考えて置いて、そういえば、おばあちゃんは今、幸せ?」

おばあちゃんはお茶を一口飲んでから、笑顔で答えました。

「ああ、幸せだった」

おばあちゃんは本当に幸せそうで、私まで幸せな気分になりました。廊下の方に目を向けるとこれまたあの子が幸せそうに眠っています。この木の家に今、幸せの成分が充満しているのかもしれないと思いました。

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「そうだおばちゃん、またおすすめの本を教えて」

「トム・ソーヤーは読んだことあるって言ってたね」

「ええ、面白かったわ」

「じゃあ、トムの親友が主人公の話わ?」

「宿なしハックのこと?別の本があるの?」

「あら知らないのね「ハックルベリー・フィンの冒険」。これも面白いよ。図書室になかったらひとみ先生に聞いてみるといいかもね」

私はとてもいいことを聞いた、と、「ハックるベリーフィンの冒険」という名前を大切な思い出を入れるのと同じ場所にきちんとしまいました。

私とおばあちゃんは本のお反しをするのがとても好きです。だからいつも時間が経つのを忘れてしまいます。

「皇の王子さま」の中で一番好きだった話はどれか。私は王子さまと薔薇の話が好きだったわ。とても愛らしく感じだの。おばあちゃんは?私はウワバミがゾウを食べた絵の話かな。

そんな話をしていると、外はすっかりオレンジ色になっていました。壁にかかった時計を見ると、いつの間にか五時半になっています。六時までには、家に帰らなくてはなりません。おばあちゃんとそういう約束なのです。

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私は尻尾を揺らす友達を起こし、おばちゃんにさよならをします。

「それじゃあまたね、おばあちゃん」

「気を机て帰るんだよ」

「うん。ハックの本、探しておくわ」

玄関まで出てきて見送りをしてくれるおばあちゃんに手を振って、もう一人は尻尾を振って、私達は丘の散歩道を下ります。オレンジ色の道がとても綺麗です。こういうサヨナラの時、私は寂しくはなりません。だって、私には明日も明後日もあるのだもの。

「ジーあわせせはーあーるいーてこーない。だっからあーるいーていーくんだね」

「ナーナー」

尻尾のちぎれた友達とも途中で別れ、家に帰り宿題をしていると、六時半くらいにお母さんが帰ってきました。お母さんは、土曜日も日曜日もたまにしかいえにいないけれど、ご飯の時間だけは必ず家にいてくれます。だから、私ずっと夜ご飯の時間だったらいいなと思うけれど、そうしたら朝ごはんのヤクルトを詰めなければなりません。

今日の夜ご飯はカレーライス。私はヤクルトもアイスもマドレーヌも食べたのに、カレーライスをおかわりまでしてしまいました。

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「ダイエットしなくちゃいけないかしら」

お母さんは「そんな必要ないわよ」と言って笑って、会社で貰ったというクッキーを私にくれました。私は送った末、そのクッキーにバニラアイスクリームを乗せて食べました。

「幸せってクッキーに好きなアイスをのせられるってことかもしれないわね。」

目の前に座ったお母さんは、「私はコーヒーと一緒に」と言ってクッキーを熱いコーヒーに浸して食べました。

それから、いつもと同じようにお風呂に入った後、私は十時には眠くなってしまって、いつもと同じようにお母さんにも、寝てる間に帰ってきたお父さんにも、アバズレさん達の話はしませんでした。

第2



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